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つる植物(フジ)

つる植物繋がりで、今回はフジ(藤)のご紹介です。

春に紫、白、ピンクの房状の優雅な花を垂れ下げるその優雅さは言うまでもなく、船橋市内でも藤棚を設置している公園がいくつもあります。

フジは古来より日本人に親しまれ、日本文化に深く根付いています。藤原、藤野、佐藤、後藤…と名字にも多いですね(藤原氏の勢力が伺い知れます)。

フジはつる性の木本です。つるを樹木や柱等に巻き付けて登っていきます。野生下のフジは、根は薄暗い林内にあっても、木に巻き付いて高く高く生長することで光を獲得します。

ぐるぐるに巻き付かれるた樹木はこんな風になってしまうことも。

フジWisteria floribundaは左巻き、ヤマフジW. brachybotrysは右巻き。この個体は左巻きのフジです

 

その生長能力は、明るい場所であっても遺憾なく発揮されます。施工実績でも取り上げていますが、大暴れの藤棚をお手入れした時は電線に触らないように取り除くのが大変でした。

https://www.nishifunagreen.com/archives/zoeyrh1hyesgbr4f65gv/%e6%ba%96%e5%82%99%e4%b8%ad-2

 

こんな生長を支える仕組みの一つは、幹にあります。フジは、年輪を形成すると同時に、半月状の余分な年輪をいくつか作ります。余分な年輪を重ねることで、フジの幹は扁平になり、樹木の幹や藤棚の柱に密着し巻き付きやすくなります。

その断面がこちら↓

本当の年輪は綺麗な円形をしている内側部分だけ!

 

アイスをペタペタ上に重ねたような…面白い形だと思いませんか?

道管のサイズにも注目です。スポンジ状に小さい穴が開いていますが、これが水の通り道です。高所までスピーディーに水を届けるのに特化しているのでしょうね。

こんなにスカスカしていたら自重を支えるのに心許ないので、他の樹木では、肉眼で見ることはまずないでしょう。自立しない、つるであることを選択した植物の特権です。